バズ・マーケティングとは? 定義と事例

buzz-marketing

世の中には様々なマーケティングの手法がありますが、その中の一つにバズ・マーケティングと呼ばれるものがあります。

このバズ・マーケティングとは一体どのような手法なのか、実際の事例にはどんなものがあるのかご紹介していきます。

1) バズ・マーケティングってどういう意味?

「バズ・マーケティング」というマーケティング手法は、商品やサービスに対する口コミを人為的に発生させることによって、商品・サービスの特徴や、それに対する利用者の感想を周りへと広めていくという手法です。

インターネット上の口コミなどに限らず、口頭で起こるコミュニケーションもバズ・マーケティングの範疇です。

マーケティング手法の名称になっているバズ(buzz)という言葉は、蚊や蜂などが起こす羽音、そしてたくさんの人々あちこちで噂話をしている、といったような意味合いです。

例えば新商品のプロモーション時に、その商品のターゲットにあたる消費者層に実際にその商品を使用してもらい、SNSなどを通じての拡散を狙う、というのが近年よくあるバズ・マーケティングの手法です。

2) バズ・マーケティングを用いた様々な事例

バズ・マーケティングがどのようなもので、実際にどの程度効果が出ているのかというのを把握して頂くために、実際にバズ・マーケティングを行って成功した事例をご紹介したいと思います。

まず紹介するのは、はなまるうどんが行ったエイプリルフール企画です。

こちらの企画ではダイオウイカを丸ごと天ぷらにするといった内容で、当時テレビなどで話題になった巨大イカのネタを利用した企画でした。
世間で話題になった出来事を取り入れ、思わず誰かに話したくなるような企画を公開することによって、サイトへのアクセス数は実に24倍にもなったそうです。

次に紹介するのは2013年11月11日に行われたグリコポッキーのキャンペーンで、Twitterでポッキーとつぶやきそのツイート数で世界新記録を目指すという内容でした。

このキャンペーンでは当初の目標だった200万ツイートという数字を大きく超え、371万ツイートもの記録を残すことに成功しました。
キャンペーンの最終的な目標と時間の制限を明確にし、それをユーザーと共有することによって実現できたものだと言えるでしょう。

これらの他にも、ゲームを利用したキャンペーンを展開し人気だったJTや、ハーゲンダッツのフレーバー復活総選挙、ケータイ代”一生無料”のインパクトの大きさから、多くの人が参加したソフトバンクのキャンペーンなど、バズ・マーケティングの成功事例は数多く存在します。

crowds

3) バズ・マーケティングってステマみたいなもの?

バズ・マーケティングはユーザーの口コミなどを利用して多くの人に情報を伝えてもらうというマーケティング手法なのですが、ステマとはどう違うのかという疑問を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ステマというのはステルス・マーケティングの略称で、
文字通り「広告であることを隠して行われる広告行為」を指します。

一見似ているようにも見えますが、その本質は大きく違っています。
バズ・マーケティングの本質は、発端が人為的に仕掛けられたものであるとはいえ、
企業のメッセージに共感した個人が、自らの意思(好意)で、そのメッセージを拡散させていくところにあります。

なお、ステルス・マーケティングはユーザーを欺く行為として、明示的に禁止されている国もあります。
日本での現状や業界の取り組みについては別稿をご一読ください。

「あの企業はステマ!」と言われないために知っておくべきこと

2016.02.23

まとめ

バズ・マーケティングは、何もインターネットやSNS時代に特異なものではありません。
ただ、先のポッキーの例に顕著な様に、SNSの普及発展によってより実践しやすくなったと考えられます。

先日、アサヒビールが新製品「アサヒ ザ・ドリーム」のプロモーションとして、「ビールを試飲して、ラグビー五郎丸選手と一緒に写真を撮って、Twitterでつぶやこう」という街頭イベントを行っているのを見かけました。(写真はもちろんバーチャルです)
試飲して五郎丸選手と写真撮影している方々を見ながら、ポジティブな感想を持ったからこそ、自分のアカウントにアップロードしているのだろうなと感じました。

より実施しやすくなったとは言え、バズ・マーケティングの成功にはやはり「ユーザーの共感」というのが最も大事だと思われます。