インフルエンサーマーケティングの市場は年々拡大し、実施企業も増加を続けています。
とはいえ、インフルエンサーマーケティングがどういったものか具体的なイメージが沸かないという方もいるでしょう。
そこで今回はインフルエンサーマーケティングについて
- インフルエンサーとは?
- インフルエンサーマーケティングとは?
- なぜインフルエンサーマーケティングが注目されるのか
を分かりやすく紹介していきます。
インフルエンサーマーケティングを知る第一歩として、お役立てください。
インフルエンサーとは?
インフルエンサーとは、影響を意味する「Inhluence」を語源とし、「周囲へ強い影響力を及ぼす人」を指す言葉です。
本来は、テレビタレントやミュージシャン、スポーツ選手や小説家などいわゆる「有名人」と言われる人がインフルエンサーでした。
一方で現在は、主にSNSを始めとしたインターネットの世界でフォロワーなどを多く持ち、人々の購買活動に影響力を持った人を指すことが多くなっています。
またその人の発信する情報に特定の層からでも価値が認められれば、知名度のない一般人でもインフルエンサーになり得ます。
具体的には、
- 動画配信サイトYouTubeで人気を博す「YouTuber」
- 写真共有SNS Instagramでフォロワーを多く抱える「Instagrammer」
- 短尺動画アプリTikTokで人気の「TikToker」
などが挙げられます。
今では上記に限らずインフルエンサーが活躍するプラットフォームは様々で、多様化しています。
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは、前段で紹介したようなインフルエンサーが自身のブログやSNSなどで特定の商品やサービスを紹介するなど、インフルエンサーを起点に大多数の消費者の購買行動に影響を与えるマーケティング手法です。
またインフルエンサーマーケティングの市場規模は年々拡大を続けています。また2020年から2025年までの5年間で約2倍になる予測もあります。
またインフルエンサーを活用は、上述したインフルエンサー自身のブログやSNSなどで特定の商品やサービスを紹介してもらうだけではありません。
インフルエンサーを広告キャラクターに起用する、インフルエンサーとファンイベントを開催するなど様々なインフルエンサーとの関わり方、マーケティング方法があります。

なぜインフルエンサーマーケティングが注目されているのか
様々なマーケティング手法がある中で今、インフルエンサーマーケティングが注目されているのはなぜでしょうか。
消費者視点からその理由を解説します!
1.消費者のメディア消費の変化
1つにSNSの普及によるメディア消費の変化があります。かつて、メディアと言えばテレビなどのマス媒体でした。しかし今、YouTubeやInstagram、Twitterなどはなくてはならない存在となり、メディアとしてこれらのプラットフォームが成長を続けています。
実際に、YouTubeの利用時間は1年間で73%増加しました。
また20代に限って見れば、博報堂DYメディアパートナーズによると2020年に20代男女のスマホ接触時間はテレビの2倍近い200分前後になったと言われています。このような傾向は今後さらに加速し、30代以上の年齢層にも広がっていくことが予想できます。
このように動画やSNSによる情報収集は当たり前になりつつあります。
つまり、メディアとの関わり方が変わりYouTubeやInstagramなどの利用時間・接触時間が増えたことで、インフルエンサーが効力を発揮するようになったと言えます。

2.消費者の意思決定プロセスの変化・多様化
広告や情報が溢れるようになった今、情報の内容以前に【誰が発信しているのか】が重視されています。
企業からユーザーへの一方的なプッシュ型の広告の力が弱まり、あからさまに広告だとわかるコンテンツを不快だと感じ、意図的にブロックする消費者も増加しました。
一方でインフルエンサーマーケティングは、日頃から情報を得たり好意を抱いているインフルエンサーが発信することで、消費者も好意的に受け取ります。
実際にインフルエンサーの投稿を見て商品やサービスを購入した人は半数以上、何らかの行動をした人は7割近くいるという調査結果もあります。
このように情報は、情報の内容以前に【誰が発信しているのか】が重視されるようになりました。
そういった中で人々が信頼を寄せているのがインフルエンサーであり、これがインフルエンサーマーケティングが注目されるようになった理由の1つです。

まとめ
いかがでしたでしょうか? 「インフルエンサーマーケティング」という手法について基礎的な観点から紹介しましたが、インフルエンサーを知る第一歩になっていれば幸いです。
インフルエンサーマーケティングに関することでご質問やご相談等ありましたらお気軽にお問い合わせください!