アメリカYouTuber タイアップ動画事例:ゲーム編

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インフルエンサーの影響力を活かして企業の広報活動、マーケティングに利用するインフルエンサーマーケティング。
この言葉は日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、米国を中心に2011年頃より聞かれるようになり、2014年後半より急激に市民権を得るようになりました。

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参照:Google トレンド

1) アメリカのYouTuber、その人気ジャンルは?

日本でも2014年年末からYouTuber (ユーチューバー) にスポットライトを当て『好きなことで、生きていく』というメッセージの広告が広く掲げられ、YouTuber の知名度は一気に引き上げられました。

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参照:Google トレンド

数あるYouTuber による動画の中でも、『ゲーム実況』は非常に層の厚いジャンルです。
英語では “Let’s Play” という名前のジャンルで、Wikipedia でも項目が立てられているほどです。
参考: wiki:Let’s Play (video gaming)

2) アメリカの超大物YouTuberもゲーム実況

世界で最もYouTube チャンネル登録者数の多い PewDiePie 氏もゲーム実況者として人気筆頭のYouTuber です。
彼のチャンネル登録者数は2016年2月現在でなんと4,200万人を超えます。

PewDiePie 氏の規模になるとじわじわ口コミを産み出すインフルエンサーマーケティングというよりは、マスマーケティングに近しい効果を期待して起用されるケースが多いようですが、実際に彼を起用して非常に成功した例をひとつご紹介しましょう。

こちらの動画は、人気テレビドラマシリーズ『ウォーキングデッド』をスマートフォンゲームとしてリリースしたScopely 社の提供により、PewDiePie 氏が作成したタイアップ動画です。

本アプリはTVCM、Twitter / Facebook 等のソーシャル広告に加えて上記 PewDiePie 氏を起用したことによりリリース1週目に400万ダウンロードを達成しました。
もちろん、TVCM による約1.6億インプレッションの訴求や、約5,600万インプレッションのソーシャル広告を投下したことも相まっての効果であることは念のため記したいと思います。

3) アメリカの YouTuber とアプリ業界

しかし一方でアプリ業界内の競争が激しくなるにつれて、従来定石であった広告手法だけではアプリ業界においてユーザーを獲得することが難しくなっていることも事実です。
各社試行錯誤する中で、例えばスーパーボウルのCM 枠*にもついに Supercell や Machine Zone といったアプリ企業が出稿をするようになってきました。

スーパーボウルのCM 枠は30秒の放送で3~5億円もすると言われる、出稿すること自体が一種のステータスとして扱われる枠です。
歴代の広告主企業は多くがブランディング目的の大手自動車メーカーや大手消費材メーカーでした。

参考

  • THE WALL STREET JOURNAL:いかにして Scopely と PewDiePie は、たった1週間で【ウォーキングデッド』を4,000,000人にダウンロードさせたか?/

  • REUTERS: 今年のスーパーボウルCM 枠は30秒5億円、過去最高
  • このように次々と新しい手法(スーパーボウルの例は、それ自体歴史は長いもののアプリ業界では新しかったと言えるでしょう)にチャレンジすることが特に求められるアプリ業界では、確認出来ているだけでも何百という企業が既に YouTuber とのタイアップ動画を制作しています。

    まとめ

    次に起こり得ることとして、普通のタイアップ動画が飽きられ始めることが想定されます。しかし心配する間もなく、新しいタイアップの形が生まれるのではないでしょうか。

    既に米国を中心として通常のゲーム実況ではなく、人気のゲームをテーマにオリジナルアニメーションをつくって人気を得る YouTuber も出て来ています。

    流行り廃りの特に早いアプリ業界 × YouTuber の波に今後も目が離せません。