Facebookの新しい画像認識のテクノロジーは広告業にとっての「たなぼた」かもしれない

image-analysis

ソーシャルネットワーク画像認識ツール

Facebookにおける写真は何千ものデータポイントに値する。

先日導入された、目が不自由な人たちのためのソーシャルネットワーク画像認識ツールは、マーケターにとって頭の中に夢が広がる代物だろう。

このFacebookのサービスは、その名も自動代替テキスト(Automatic Alternative Text)で、目が不自由なの人たちのために、写真に何が写っているか、音声で説明する。

ただし、ソーシャルネットワークにおいて収集されたデータはどんな小さなものでも、広告のターゲティングをより的確なものにするだろう。

Facebookは圧倒的な画像ベースのプラットフォームであるものの、今まではユーザーの書いたキャプション以外、画像を分析するすべはなかった。

現在、AIのおかげで、写真を構成するパーツまでも理解することができるようになったのだ。

「この技術は新しく、豊富なデータソースを作ったという点で革新的です。
いまやインターネットにおいて、画像はもっとも人をひきつけるコンテンツですが、マーケターや他の、画像の中身が知りたい人たちにとってはブラックボックスでした。」

と、GumGumのCEO、オフィール=タンズは語る。
GumGumは、画像認識を専門とする事務所であり、トップブランドと組んで関連データを広告に利用している。

「Facebookがやっていることは、先進的で洗練されています。彼らが、ごく適切な方法でリリースした、写真の内容を説明する技術は、画像認識における聖杯とも呼べるすばらしいものです。」

画像解析技術が、Facebookに新しいユーザーをもたらす

今のところ、このサービスは目が不自由な人向けのサービスは、具体的に誰が写真に写っていて、海辺や森など、背景はどこかということを伝えることができる。
(Facebookはこのストーリーに対してのコメントを拒否している。)

「この技術を利用して、Facebookは新しいユーザーを獲得することができます。
特に、写真からよく似ている人を探し、ターゲティングする機能を強化することができるでしょう。」
と、OlapicのCOO、ルイス=サンツ氏は言う。

Olapicは、ブランドに対して、Instagramのようなソーシャルメディアプラットフォームへの消費者の情操を理解するサービスを提供している。

「たとえば、あるユーザーの写真によく犬が登場するとしたら、ユーザーのアクションを必要とせずに犬好きの閲覧者グループに入れることができるし、ビーチが好きなユーザーだったら同じようにビーチ好きの閲覧者グループに含めることができます。」

写真に含まれる情報のほうが、Facebookユーザーが自分で書くキャプションよりも多く情報を含んでいる。

例えば、あるブランドのロゴが写真に写りこんでいる場合でも、80%以上の確率で、まずキャプションでは触れられていない。

タンズ氏によれば、今から食べようとしているピザのブランドにユーザーが言及しなくても、ピザの箱が写真に写っていれば、画像認識技術により、どこのピザか検知できるのだ。

GumGumは、写真に写っている、包装紙に印刷されている小さなロゴでも見分けることができる。

マーケターは画像解析によって得られたデータを活用できるようになる

マーケターはこのデータを利用して、スポンサーのパフォーマンスや、ブランドの注目度合いを知ることができる。

たとえば、バドワイザーのようなブランドがインターネットで、スポンサーになっているイベントの写真を見て、ロゴがちゃんと露出されているか確認できる、とタンズ氏は言う。

タンズ氏いわく、ユーザーがテキストによって具体的に言及しない限り、ソーシャルメディア上の情報のみでは、これらの情報を検知できないのだ。

Facebookの技術は、まだまだ学習するべき部分があるが、Facebook自身が膨大なデータ量を持っているため、学習はうまく進むだろう。

「Facebookは、他に比べて顕著なアドバンテージを持っています。というのも、この種のツールを開発するためのAIを鍛えるデータ量が世界最大だからです。」
と、サンツ氏は述べる。