YouTube Gamingが英語圏で提供地域を拡大。日本も、もうそろそろ?

YouTube Gaming、まずはアメリカ以外の英語圏に拡大

2016年3月10日、YouTubeはYouTube GamingのiOSとAndroid版をカナダ・オーストラリア・ニュージーランド・アイルランドでリリースしました。
他の多くの国でも近日リリース準備中です。
YouTube Gamingとは2015年夏にリリースされたYouTubeのゲームに特化したプラットフォーム(スマートフォンアプリとWeb)です。
専用の機材がなくても、スマートフォン(Android)でのゲームプレイを録画したり、直接ライブストリーム(放送)したりできます。
また、「スポンサーシップ機能」をベータテスト中です。
ユーザーが好きなゲーマーの「スポンサー」になることで、様々な特典を入手することが出来ます。(クリエイターが選んだライブチャット用のバッジや限定チャットセッションへの参加など)

日本からもアクセスできます。是非雰囲気を味わってみてください。

YouTube Gamingは完全にゲーマーのために設計されており、ゲーム愛好者たちにとって最高のプラットフォームとなるため、ユーザーからのフィードバックを積極的に反映していっています。
ニュースソース
YouTuber Official Blog
Inviting more players to the game

YouTube Gaming、日本では?

Googleの発表によると、ゲーマーは毎月1,440億分ものゲーム動画やライブストリームをYouTubeで見ているとのことです。
年単位に換算すると、27万年分です。
それほどゲーム分野がYouTubeで人気なのでしょう。
人気ゲーム実況者PewDiePie氏のチャンネル登録者数が4,200万人であることを考えると、納得の数字です。

アメリカYouTuber タイアップ動画事例:ゲーム編

2016.02.17
日本でももちろん、HIKAKIN氏やマックスむらい氏が人気であるように、ゲーム関連はYouTubeの人気ジャンルの筆頭です。
こちらもGoogleの発表によると、日本のYouTubeのゲーム関連コンテンツの視聴時間は2014年-2015年で60%以上伸びているとのことです。
なおGoogleは2015年に、すでにYouTube Gamingの日本版を提供する予定と発表しています。
英語圏以外では最初にリリースされるとされているので、リリースは近いと思われます。
YouTubeのゲーム分野にとっては、日本は間違いなく巨大市場です。

まとめ

YouTube Gamingの特徴として大きいのは、「スマートフォンから簡単に実況放送ができる」ということです。
高価な機材も複雑な設定も不要のため、ゲーム実況の裾野は大きく拡大するでしょう。
かつては任天堂、ソニー、スクエアエニックス、が象徴するように、ゲーム大国と言われた日本。
ゲームの主流がコンソール型からスマートフォンに移ってからは(あるいは、PCとスマートフォンに二極化してからは)、元気がないように言われがちです。
一方で、ニコニコ動画のように、ユーザーコミュニティの側では独自のクリエイティブ文化が育まれてきた土壌があるのも事実です。
YouTube Gamingの登場が、ゲーム文化に良い刺激となることを期待したいですね。