10代の若者に大人気のTikTokとは?企業の活用例も!

今、主に10代の若者の間で人気沸騰中のサービス、「TikTok」をご存知でしょうか?今回はそのTikTokがどんなサービスであるのか、企業の活用事例も含めてご紹介したいと思います。

TikTokとは?

TikTokとは、15秒程度の時間で音楽に合わせてリップシンク(口パク)やダンスなどの動画を撮影・加工し、共有するという中国発のSNSサービスです。
YouTubeなどで高頻度で動画広告が配信されたことで、「広告が妙にウザい」という評判が広まり、大きな話題を集めました。


日本一登録者数の多いYouTuberであるヒカキンさんをはじめとし、多数のYouTuberが「YouTubeのウザい広告やってみた」と称してTikTokで撮影した動画を投稿しました。

こちらは、TikTokフォロワー数190万人を誇るHinataさんのTikTokまとめ動画です。
Hinataさんはなんとまだ12歳の小学6年生!TikTokは若い才能の宝庫です。

他のSNSと比較した時のTikTokの特徴

ユーザー数が急増

出典:App Ape Lab

App Storeの無料アプリランキングでは3位

こちらのグラフは、TikTokの国内月間ユーザー数の推移です。ご覧の通り、ユーザー数は2017年7月のリリース以降急激に増え続けています。
上記のユーザー数推移は独自データから分析したものですが、今年6月12日、TikTokは初めて中国国内のユーザーに関するデータを公式に発表しました。
現在、中国国内のデイリーユーザー数は1.5億人、月間ユーザー数は3億人をそれぞれ突破したとのこと。凄まじい数字ですね。(出典:中国のショート動画アプリ、2018年のユーザー数は3.53億人に
日本国内でも、アプリランキングで常に上位にランクインしており、今後もさらなるユーザー数の増加が見込まれます。

ユーザー層は10代中心、男性ユーザーも多い


出典:App Ape Lab
ご覧のように、TikTokはユーザー層の約40%を10代の男女が占めており、現時点では若者向けのサービスであると言えます。
ただ、6月12日の公式発表によると、中国ではメインユーザーの年齢層が当初の18~24歳から24~30歳に上昇し、この年齢層が全体の40%を占めるまでになったとのこと。最近では著名人やYouTuberがTikTokで撮影した動画を公開することも多く、その影響で今後日本でも10代以外のユーザーが増えてゆくことが予想されます。
現在36歳の狩野英考さんも、他の芸人さんたちと一緒に撮ったTikTokを多数公開し、話題を呼んでいます。


また、男性ユーザーが全体の半数以上を占めている点にも注目です。TikTok上では女性による投稿を目にすることの方が多く、意外ですよね。
これはなぜかというと、TikTokにおいて多くの男性ユーザーが投稿目的ではなく視聴目的であるからだと考えられます。つまり、魅力的な女性ユーザーの投稿が、たくさんの男性ユーザーを惹きつけているということです。
TikTokで有名になるために、この男性視聴者層の人気をゲットすることは重要です。

企業の活用例

早速、TikTokをマーケティングに活用する企業が現れてきました。
サントリー食品インターナショナルは、今年4月に発売された「ペプシJコーラ」のTikTok動画を制作し、3週に分けて計12本の動画を公開しました。内容は、CM用のオリジナル楽曲に合わせて、歌手の石川さゆりさん、ロックバンドXJAPANのSUGIZOさん、YouTuberのフィッシャーズなどといった9組の豪華メンバーがお祭りダンスをリレー形式で繋いでゆく、その名も「ペプシお祭りミックス」というものです。


「ペプシお祭りミックス」はSNSで拡散されたことで話題を呼び、動画の総再生回数は1500万回を超えました。また、CM用オリジナル楽曲がTikTokアプリ内で楽曲提供されたため、このダンスは2万人以上に真似されました。
参考:サントリー、「TikTok」を活用したダンス動画がSNSを中心に話題に
サントリーは、TikTokというサービスの「なじみやすさ」「まねされやすさ」といった性質をうまく利用してCMを周知させたことで、新製品のプロモーションに成功したのです。

まとめ

10代を中心に人気が爆発したTikTok。今後もユーザー数の増加は続き、ユーザーの年齢層も幅広くなってゆくと予想されます。
今後、マーケティングに活用する企業も増えてくることでしょう。その際には、視聴者が主に10代、20代であり、男性の割合が意外に高いということを念頭に置くといいかもしれません。
TikTokの今後の成長に注目必須です!