【アメリカのレポートから考える】インフルエンサーマーケティングの意外な落とし穴とは?

近年浮き出る問題点とは?

YouTubeやInstagram、TikTokなどのSNSが日々使用される中で、インフルエンサーマーケティングを利用する企業は年々増えてきています。

今回は、InfluencerMarketingHubが発表した2021年度アメリカでのインフルエンサーマーケティングに関するレポート(※)の要点をいくつかの記事に分けて簡単にご紹介いたします。今回はアメリカのインフルエンサーマーケティングにおける意外な落とし穴について着目していきます!

※参考: The State of Influencer Marketing 2021: Benchmark Report

アメリカでは、2020年上旬はコロナの影響でタイアップ本数が大幅に下がってしまいました。

しかし、コロナの影響で多くの人々がオンラインで過ごしていたことに着目した企業が、巣篭もり需要を獲得するためにインフルエンサーマーケティング に着目したことから、前年度のタイアップ本数を上回りました。

現在でも、アメリカのインフルエンサーマーケティング市場は伸びており、これは2021年にも続くと予想されています。

日本と同様にアメリカでもインフルエンサーマーケティングは企業の業績アップには欠かせないものになっています。

1, インフルエンサーの選び方がわからない

いざ、インフルエンサーマーケティングを行おうとしても、数多くのインフルエンサーから自分の企業にあった人を選ぶことはとても難しいとされています。

日本においてもインフルエンサーマーケティングを初めて取り組む時、一番最初に悩まされることではないでしょうか?

 

下のグラフは、アメリカのインフルエンサーマーケティング を実施した企業に向けたアンケートで、「自社のブランドに合う適切なインフルエンサーを見つけるのは難しいと思いますか?」という回答に対してのグラフです。

「非常に難しかった」は22%(昨年比-1%)、「やや難しかった」は56%(昨年比-6%)、「簡単だった」は22%(昨年比+8%) となっています。


 

このように少しずつ改善はされているものの、自社にとって適切なインフルエンサーを見つけることは「困難だ」と考えるアメリカの企業は8割近く存在します!

この課題が大きく改善されない理由は、インフルエンサー発見ツール・プラットフォームが未発達なことが指摘されています。

また、日本はYouTuberなどの多くのクリエイターは事務所に所属しており、個人間でのやり取りは困難とされています。

2, フェイクインフルエンサーの見分け方

近年、Instagramのフォロワーやいいね数を気軽に購入をすることができるようになってしまいました。そのように、SNS上で不正を行ない、人気インフルエンサーのように振る舞う”フェイクインフルエンサー”を見分けることは難しいです。

フェイクインフルエンサーについては過去に本サイトで詳しく取り上げておりますので、是非ご参照ください。

SNSのフォロワーが消える?偽アカウントの実態とはhttps://ripply.biz/fake_account_sns/

 

しかしながら、近年アメリカではフェイクインフルエンサーの見分け方が確立しつつあります。下記のグラフは、アメリカのインフルエンサーマーケティング を実施した企業に向けたアンケートで、「インフルエンサー詐欺を経験したことはありますか?」という質問に対しての回答です。


昨年は回答者の 68% が詐欺の経験があると回答しましたが、今年は38% にとどまりました。このようにアメリカでは、フェイクインフルエンサーを見抜くツールやプラットフォームの使用が増加していることが、回復傾向にある理由の1つとして考えられています。

3, インフルエンサーマーケティングの効果測定

いざ日本でも、インフルエンサーマーケティングを行なったとしても、何を目標にするか頭を悩ませた人は少なくないのでしょうか?

HPのクリック数なのか、商品の購入数なのか、それとも動画の視聴回数なのか…?

下のグラフは、アメリカのインフルエンサーマーケティング を実施した企業に向けたアンケートで、「インフルエンサーマーケティング の効果測定をしているかどうか?」です。67%の企業は効果測定を行なっていますが、ここで注目するべきなのは効果測定を行なっていない33%の会社です。


効果の計り方か不明瞭なことに加え、自社のプラットフォームだけでは測定できないものがあることが大きな理由として考えられています。

せっかく、インフルエンサーマーケティングを行なっても効果測定自体行わない会社もあることがこの結果からわかります。日本においても、インフルエンサーマーケティングの効果測定を課題点としている会社も多く存在しています。

効果測定についてはアメリカ・日本問わず、インフルエンサーマーケティング市場において共通課題になっているのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか?一見、簡単なように思えて、インフルエンサーマーケティング は意外な落とし穴が多く存在することをお伝えできれば幸いです。

弊社では自社ツールを用いてインフルエンサーマーケティングより円滑に行うことができます。また、投稿後のレポーティングまでサポートしております。

インフルエンサーマーケティングに関することでご質問やご相談等ありましたらお気軽にお問い合わせください!

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