Facebookの”過去のこの日”機能、1周年。今や6,000万人/日のユーザーが利用。

onthisday

いつの間にか当たり前のように使っていましたが、”過去のこの日”機能はリリースされてまだ1年ということです。
しかし、たった1年の間に、圧倒的な数のユーザーに選ばれたことが明らかにされました。

Facebookが「真似た」? Timehop

Facebookの過去を懐かしむ機能である”過去のこの日(on this day)”がリリースされて一年が経ちましたが、この機能が高い成功を収めていることが実証されています。
Facebookによると、現在では日々6,000万もの人が”過去のこの日”を閲覧しており、1億5,500万もの人が自分の写真・ステータス・更新・投稿に関する通知を受けることに同意しているといいます。

Facebookはこのデータを、”過去のこの日”機能のリリース1周年の日(2016年3月25日)に公表しました。

参考までに、Facebookが「真似た」とも言われるのがTimehopです。

Timehopは過去の「今日(同じ日)」に、自分が行った投稿を表示してくれるサービスで、Facebook、Instagram、Foursquare、そしてTwitterなどへの投稿が閲覧できます。

Timehopは2011年に始まり、2014年末までに1,200万人が登録し、日々600万人が使うサービスになっていました。

Facebookの”過去のこの日”がリリースされた当時、TimehopのCEOであるJonathan Wegenerはその脅威を軽視しているようなコメントをしていました。

「おかげで、自分たちがやっていることが正しいとはっきり確認できた。私たちの投資家の一人は、このリリースを肯定的に捉えて、こう言った。
『Facebookが同じことをでやり始めたのだから、あなたたちのやっていることは正しいはずだ。』」

Timehopはこれまで1,410万ドルを調達しています。(2014年7月のShasta Venturesから調達したシリーズBの1000万ドルを含む)

「ユーザーをよく理解している」Facebook

TimehopがFacebookのみではなく、Twitterや他のプラットフォームから投稿を引っ張ってきているにもかかわらず、Facebookのヘビーユーザーにはあまり需要がないようです。

“過去のこの日”は、たったの1年でFacbookはその15.9億という莫大なユーザー規模を活かして、またそのニュースフィードでプロモーションすることによって、Timehopの5倍ものユーザーを獲得しています。

Facebookはこの1年を費やして、「ユーザーが何を見たいかを理解し、ユーザーを悲しませるようなものを表示しないように」製品の改善に努めたといいます。

今や人工知能が、ユーザーが”過去のこの日”機能で見た投稿に対してランク付けをしているとのことです。そして、ユーザーの過去の利用状況や年齢性別を基に表示をパーソナライズしているといいます。

また、ユーザーがブロックした人や過去の恋人の思い出を表示させない仕様にされています。

Facebookが世に出て12年という時間の中で、多くの人が膨大な歴史をFacebookの中に作ってきました。

Timehopや他のサービスが過去から投稿を引っ張り出せる一方で、Facebookはユーザーが誰に、そして何に興味を持っているかを正確に理解しています。
その上で、ランダムに選ばれる知人ではなく、ユーザー自身やユーザーの最も親しい友達の昔の写真を見せることが出来るわけです。

Timehopはなお存続してはいますが、このところの業績は芳しくありません。
ソフトウェアデベロッパーたちにとっては、Facebookのような市場の独占者に近すぎるところでものを作ってしまうのは危険である、という教訓となってしまっています。